今回は、売れる人の一つの特徴というお話。
例えば、我々の業界、つまり、会計事務所業界を見てみよう。
我々、会計事務所業界というのは、付加価値の高いコンサルサービスをしない限り、基本的には、サービスの肝となる部分は同じになる。
なぜなら、会計基準や税法というものは、国民全てに対して同じであって、それらの則ったサービスを提供するのが、会計事務所のサービスだからである。
しかし、このような同じサービスであるにもかかわらず、人は、何らかの判断基準によって、選択、をする。
不思議だけど、同じ商材、サービスを扱っているにもかかわらず、売れる人と売れない人が出てくるのである。
では、売れる人には、多くの特徴があると思うが、その一つは何か？
逆にいうと、売れない人の特徴の一つは何か？
それは、外見、である。
ちなみに、外見、というのは、顔とか体のスタイルをいっているわけではない。
つまり、身なり、話し方、佇まい、所作、その他総合的な外見のことを意味している。
売れる人は、概ね、それらの外見が整っている。
逆に、売れない人は、その反対の傾向が強い。
しかし、そんなことで売れるようになるのか？という疑問を持たれる方もいらっしゃるだろう。
でも、考えみてほしい。
実際に、あなたの消費行動において、何を基準に判断をしているのか？
外見の整っていない人、店から、商品を購入し、サービスを利用したいと強く思うだろうか？
思わないし、実際に、そうしていないはずだ。
逆に、極端な話し、難しいないようだけど、外見が整っている人から受けた説明であれば、なんだか信頼してもいいような気がすることもないだろうか？
つまり、外見というのは、ある意味、売れているかどうかの説得力を表し、また、人は、外見を判断基準にしているのである。
正直、このことは私も知ってはいたが、最近は、改めて、そのことを重視している。
つまり、例えば、小物も、品のあるものに買い替えたり、スーツのしわの有無に気を付けたり、その他・・・
小さなことだけど、大切だと思う。
私の仕事は、正に、情報を売る仕事であり、説明こそが重要であり、話す私自身の外見も説得力の一つの要素となるからである。
この点、仮に、私が、同じことを言っていたとしても、パシッとスーツ姿で説明されるのと、パジャマ姿でされるのでは、受ける方は、全く受け止め方が違うことは明らかだろう。
あと、私は、最近、3週間に一回、必ず、美容院にいって整髪している。
これも、外見を整えるためである。
外見というのは、人間そのものの単純な見た目だけではない。
つまり、表情も含まれる。
例えば、笑っている人と、笑っていない人、どちらの方が好まれるだろうか？
明らかだろう。
また、元気のいいお店と、元気の良くないお店、どちらの方が好まれるだろうか？
明らかだろう。
小さなことだけど、そういう繊細なことの重ねこそが、実は、競争優位になることを、是非、意識していただきたい。
あなた、従業員さん、お店の外見は大丈夫だろうか？
綺麗か、活気があるか、笑顔があるか？
本当に重要ですよ、外見は。
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税理士・公認会計士
金平 剛
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