経営者は財務の勉強をする必要性があり、私は正しい財務のあり方を伝える使命があるというお話


今回は、経営者は財務の勉強をする必要性があり、私は正しい財務のあり方を伝える使命があるというお話。


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実は、先日、ある新規のクライアントさんに伺って、社長の奥さんと話しをしていて、耳を疑った。

それは、前の事務所さんや、銀行さんが、このように言うらしいのだ。

それは、

社長、奥さん、今ある借入は、この先もなくなることはないし、借り続ける必要があるでしょうね、と。

意味が分からなかった。

そして、

これだで、永遠に借入があると、怖くないですか?、だから、保険に入りましょう、と。

そして、奥さんは、

金平くん、そうなんでしょ?うちの会社、と。

私は、こう答えた。

奥さん、無借金経営という言葉をご存知ですか?

世の中には、無借金もしくは、経営者からの借入のみで実質的に無借金の会社がいくつも存在するのですが、どうして社長の会社だけ、借入がなくならないのでしょうか?

借入があることは確かに不安だと思います。

しかし、その不安を解消するために、早期に、借入を返済するのではなく、多額の保険料を払い続ける限り、借入は減るどころか、借入は残るか、最悪、借入が増え続けることになります。

借入を返せば、保険料は減らせます。

借入の不安のために加入しているはずの保険が、いつのまにか、逆転して、保険料を払うための借入に、目的の手段が逆転しているような気がします。

奥さん、保険は必要ですが、必要なものだけでよくて、早く無借金にしませんか?

社長の会社は経営状態は優良ですので、比較的、早期に、無借金になれますし、無駄な支出を抑制すれば、年々、貯金が増えますよ。

まず、立場のある人間の教育というのは、時に、恐ろしいな、と。

あと、噂には聞いていたけど、現実に、このような世界が存在するのだな、と。

そもそも、私の独立した一つのきっかけには、この富山の中小企業の財務を改善したい、と思ったことがある。

それは、監査法人時代に、銀行の監査で、沢山の苦しそうな内容の決算書を、いくつもいくつもチェックした経験があって、なぜ、こんなことになっているのか、と思ったからである。

そもそも、監査というのは、銀行に限らず、会計上の誤りが発生する可能性が高い分野を重点的に確認するという仕事でもあるが、銀行の場合、重要項目は、貸出金(つまり、債務者からすれば、借入金)であって、貸出金の中でも、優良企業への貸し出しではなく、芳しくない企業への貸し出しであるため、必然的に、銀行の監査をやっていると、そういった決算書を沢山みることになるのである。

また、芳しくなくなった企業が、新規の融資、または、条件緩和の銀行に依頼する時には、経営改善計画書、つまり、中期の事業計画書を作成して、添付する必要があるのであるが、この提出される事業計画書も・・・という内容が多かった。

もちろん、経営改善ができない経営実態であれば、どうしようもないが、中には、事業計画をしっかり検討して、ちゃんとした事業計画書さえ作成できれば、新たな金融支援を銀行さんからうけられるのに、もったいないし、どうして、そのような助言をするプレーヤーがいないのだろうか、と疑問に思っていたのである。

だったら、自分が独立したときは、財務のみならず、必要性がある方には、財務のアドバイスも必要だなと。

ただ、このような言葉を聞かれたことがあるだろう。

銀行さんは、晴れている時は傘を差しだし、雨の時は傘を差しだしてくれない、と。

それは、事実だと思う。

また、正直いって、事業内容、財務内容が、悪化してしまった企業の経営を改善することは、実は、非常に難しいことでもあることは、上記の経験上、また、事業改善に関する財務の助言を行ったことがある経験からも明らかである。

ここで、私の好きなコンサルタントの言葉にこのような言葉がある。

それは、事前対応の重要性。

つまり、経営が悪化してから対応することは、事後対応であって、それは、事前対応を怠ったからということである。

苦しくなったときに、銀行さんに支援を依頼することは、正に、事後対応。

では、経営者にとって、事前対応とは何か?

それは、日頃の健全な経営であり、正しい財務改善努力、そして、潤沢なキャッシュを蓄える努力を続けることだと私は思う。

そして、その過程では、必ず、納税、というものが生じるが、納税なくして、財務改善はないことは、会計ロジック的には、当然のこと。

経営者は、正しい財務のあり方を勉強する必要性がある。

そして、様々な提案を自分の頭で考えて判断することが重要だと思う。

また、完全に判断することはできないだろうから、優秀な助言者を見方に付けることも重要だと思う。

(優秀な経営者、武将等は、必ず、優秀な助言者が、陰にいるものです。)

一方で、この富山に、正しい財務のあり方を勉強する機会があるのか、といえば、あるのでしょうか?

もちろん、正しい財務、というものも、何が正しいのかというのもは、価値観に依存するのでしょうが、私は、早期、無借金経営のための経営、だと思う。

だから、今後、そのような機会も作れればいいなと思うし、このブログでも、書いていきたい。

追伸

先日は、あるクライアントさんで、アナ雪の主題歌を歌ってきました。

クライアントさんの年長さんの御嬢さんに、お兄ちゃんと気に入られ、一緒に歌おうと。

楽しかったです(^^)

ただ、楽しく歌いながら思ったことは、いい歌詞ですね。

ありの~、ままの~、すがたみせるのよ~

私も、自分の価値観を信じて、社会に有益な情報を、出来る限り、ありのままに伝えていきたいと思いました。

あと、上記のクライアントさんの奥さんには、こういわれました。

もっと、早く金平くんに会いたかった、と。

偶に、こんな風にいわれますが、少しでもお役に立てているみたいで、幸いです。

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