先日、忘年会も兼ねて?、お世話になっている方と夕食を共にしてきました。
そして、その席で、事業計画の話がでたので、事業計画について、持論を書いてみたいと思います。
話しの流れとしては、ある方に、
「金平さん、事業計画の作成の支援や、モニタリングってしていないの?、もっとやればいいと思うんだけどさ。」
といって頂いたことです。
これに対して、結論からいって、現状、そのような依頼が私にはないので、あまりやっていない、というのが現状ですという話になりました。
個人的な思いとしては、事業計画を作成して、それをベースにしながら修正を繰り返しながら経営を行った方が、経営は改善する可能性は高い、と思っているので、皆さん、やった方がいいと思っています。
しかし、現実的な問題として、当然、我々、専門家や、コンサルタントといわれる人に依頼すれば、フィーを要するため、効果が確実ではないことに、フィーを払ってもいいと思っている人も少ないようで、仕事をして受ける機会がないというのが現状なのか、あるいは、私のアピールが下手で、信頼頂けないため、そのような依頼がないだけなのかもしれません。
ただ、繰り返しになりますが、経営を改善したい、つまり、利益をもっと伸ばしていきたいと思っている経営者におかれては、まずは、他人に依頼するのではなく、ご自身で計画を描いて頂きたい、ということです。
ちなみに、事業計画というのは、一般的には、財務的な数値を並べた、3~5年の難しい計画を作らないといけないと思っている人も多いようですが、私は、特に、中小企業の場合、そのような計画を作ろうと思うことの方が、ナンセンスだと思っています。
確かに、より合理的な計画を作る上では、最低限、現状について、財務的な分析の上、いいところ、悪いところを、洗い出し、その上で、今後の選択をすることが大事だと思います。
しかし、本当に重要なことは、財務的な数値を予想して並べた形式的な財務計画を立てることよりも、何を選択し、何を止め、また、利益を上げていくために、組織的に、現実的かつ具体的な目標をいかに設定し、管理していくのか、ということの方が大事だと、私は強く思います。
逆に、綺麗な数値計画を作って、満足して、計画自体に、何の具体性もない計画等、作るだけ時間とコストの無駄だと思っています。
私は、どちらかというと、お金を扱ている人間なので、現実的な人間だと思います。
大きな理想を掲げることも大切なのかもしれませんが、私は、それよりも、今の現状を踏まえた、現実的な計画を作成することの方がいかに大事かと思っています。
中小企業は、特に、あらゆるものが不足しています。
だからこそ、楽観的すぎる未来を描きすぎるよりも、現実的な未来を描くことの方が大事だと思っています。
昨今は、人手不足も顕著で、いい商品、サービスを提供できると信じていても、それを提供するだけの人員の確保ができず、事業拡大に失敗するケースは、私も、確認しています。
中小企業の経営において大事なことは、効率的経営であり、生産性の向上だと、私は信じています。
そして、そのために必要なことは、やらないことを明確化することだと思っています。
単に、規模を拡大しても、効率的、生産性の高い、経営が実現できていなければ、それは、単に、経営者のエゴであって、最終的には、従業員の疲弊を招くリスクを高めるのではないでしょうか。
拡大は悪いとは言いませんが、質を伴った経営を前提とした拡大こそが、中小企業にとっては大事な要件だと私は思います。
これから、もっと自社をよくしたい、利益を残したい、と思われるのであれば、まずは、現状の理解、そして、無駄を排除することだと私は思います。
また、仮に、自分の力だけでは、中身ある計画を立てられないという場合には、大事なことは、本当に信頼できる人間に相談することだと思います。
ご共感頂ければ幸いです。
こんな考え方の私に相談してみたいという方は、是非、お気軽にお声かけください。
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