人手不足と経営 税理士 会計士 富山

先日、あるクライアントの経営者さんとのお話で話題になったのが、他でもない、人手不足です。

全国的にも人手不足が顕在化しているかもしれませんが、私が住んでいる富山、そして、お隣、石川でも、人手不足は深刻化していることを、お客さんの声から実感できます。

そして、このような声は、特定のクライアントのみではなく、複数のクライアントから聞かれることです。

ビジネスチャンスはあるのに、求人を出しても、反応がない、あるいは、いい人材がこない・・・

聴いているこちらとしても、無念な気持ちになります。

しかし、人手不足が現実であり、これは今後より深刻化していくことが予想されます。

このような現実の中、どのような手段を採用するのかは、経営者次第かと思いますが、個人的には、根本的、本質的なところを変更していくことが大事かと考えます。

つまり、生産性が高く、人手を要しない事業とする、あるいは、単純化、標準化できるような仕事へと工夫を凝らすことだと思います。

私がいっていることは、簡単なことではないと思います。

しかし、人手不足がより深刻化する現実と向き合うには、このようなことを真剣に考えていかなければならないのではないでしょうか。

また、今後、起業をする際にも、効率的な経営という計画、企画が大事だと思います。

特に、安易に、人材があるまるという前提のもと、大きな事業展開を最初から計画することは、危険性が増すことを強く認識するべきだと思います。

例えば、分かりやすい例としては、大きな箱で飲食店を経営するといったことでしょうか。

いくら美味しい料理を出せる技術があったとしても、その大きな箱を満員にした場合に、調理できる人員、配膳できるだけの人員が確保できてこそ、そこに費やしたコストを回収し、大きな利益を期待できるものです。

しかし、人員不足により、提供できる量に制約を設けてしまえば、固定費が負担になるだけで、非常に苦しい経営にならざるを得ません。

会計的な経営面の話のみならず、これは、人繰りに関してもどうようです。

人員計画が立てられないと、多くの予約を取ることさえ、恐怖を感じることになるでしょう。

既に経営をしている方、また、今後、経営を始める方のいずれにおいても、人材のことを考慮した事業計画の重要性は欠かせないと私は思います。

慎重になりすぎることはよくないのかもしれませんが、慎重な計画は重要だと思います。

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