対策の相談相手は慎重にというお話

今回は、対策の相談相手は慎重にというお話。

弊所も、徐々にではあるものの、クライアントの数が増加しており、また、クライアントのみならず、経営者の知人、友人も増加している。

そして、支えて下さる皆様で、私を信頼してくださる方は、ご自身のことは当然、その他、そのご友人、知人、同業者の皆様の税務等の相談相手として、ご紹介してくださる。

本当にありがたいこと。

もちろん、全てのケースにおいて、万全と助言というわけにはいかないものの、私は、私の信念に基づいて、税務にとどまらず、相談者にとって最適な助言をし、また、私では対応できない場合には、そのことを正直に伝えた上で、その他、適任者がご紹介できないのか、検討することになる。

そんな感じで、最近は、スポットのご相談も、少しずつ増えているのだが、その中で、思うことがある。

それは、相談相手は慎重に選んだ方がいい、ということ。

また、相談もいいけれど、ご自身でそれ相当に勉強された方がよろしい、ということ。

特に、納得のいく説明がない場合、また、強引で不信感を感じる場合には、必ず、誰かに相談されることをお勧めしたい。

そして、なぜ、私が、このようなことを言っているのかについては、詳しくは申し上げないけれど、お察し頂ければと思う。

先日も、某業界の二代目社長と話をしていたけれど、その方の業界の中でも、本当に悪い奴がいるという話になって。

また、これまでの相談の中でも、あらゆる選択肢がある中で、なんでこの選択肢を選んだのか・・・というケースもちらほらと・・・

情報というものは、時に、有益であり、時に、恐ろしいものである。

ある有名な投資の名言にはこのような言葉がある。

「ある問題に対して、容易い話である、という人の話ほど、危ないものはない」

私も、そう思う。

ちなみに、私は、内容にもよるけど、極力、即答をしないようにしている。

美味しい話ほど、危険な話はない。

相談相手は慎重に選んだ方がいい。

慎重に慎重を重ねて、悪いことはない。

例え、そのステップの中で、多少、コストを要しても、不幸な結果になるという多大なコストに比較すれば、非常に、安価な対価、それが、慎重さだと思う。

ただし、価値あるものは、適正な対価も必要となるわけだが。

あと、思うのは、相談は、相談が集まっているところへ、ということだろうか。

その理由の公開は避けておくが、仕事が集まるところに、仕事が集まる、といわれる理由が、最近、実感できるようになった。

その究極的な理由は、信頼、だと思う。

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金平　剛

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