今回は、経理ストレス解消 現金の帳簿残高と実際残高との不一致を減らすには というお話。
前回は、事業用現金と現金出納帳についてお話していた。
つまり、事業用現金について、帳簿上の残高と、実際の現金在り高とが一致しないというリスクを低減するには、どうすればいいのかということであった。
その手段の一つとして、事業用現金を持たないことをご紹介した。
しかし、現金商売の場合には、必ず、事業用現金が生じるし、事業用現金から支払う経費が多ければ、やはり、事業用現金の支出という取引が生じてしまうため、完全に事業用現金を無くすことはできないだろう。
ただし、金平先生が考えるに、
・事業用現金という概念を減らすことはできる
・事業用現金を分ければ、帳簿残高との不一致が生じるリスクが低減できる
と思うのだ。
順番に説明したい。
まず、事業用現金を分けるとはどういうことか?
それは、入金した現金と、支払用の現金を分ける、そして、両社を混ぜないということである。
つまり、売上の現金とつり銭はそれらだけでワンセット、そして、現金払いの経費関する現金は、小口現金として考えて、両社を混ぜて考えないし、管理しないということである。
こうすれば、まず、現金売上に関する現金は、一定期間ごとに、一旦、事業用の預金へ入金する。
そうすれば、売上に関する現金は、日々の売上という入金の動きがあったとして現金出納帳に記載し、つり銭込の前日残高を合計し、また、預金へ預け入れたときには、出金として記載すれば、帳簿と不一致になるリスクが減る。
なぜなら、記載するパターンが2つのパターンしかないからである。
それでも間違えてしまう人は、事務処理能力がちょっと低いですね・・・
次に、小口現金は、小口現金で、上記の売上現金とは、混ぜずに、別に管理し、当然、小口現金出納帳を別途、記載するのである。
その小口現金出納帳には、やはり2つのパターンの取引しか発生しない。
まず、経費の支払いという出金。
あとは、預金から引き出した現金を補充した際の入金。
以上。
このように、売上現金、と、現金払いの経費に関する小口現金、という2種類で現金を管理し、帳簿も管理すれば、帳簿も入り乱れないので、記載誤りも減り、結果、経理も正確になれば、さらには、帳簿と実際残高との不一致というストレスからも解放される可能性が高まるのだ。
まずは、分けてみよう、事業用現金の種類を。
つづく。
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