以前はこのブログの前に別のブログを使っていて、それは今はクローズしてまったが、当時の私のブログを読んで下さっていた読者におかれては、私がこのようなことをいっていたことをご記憶の方もいらっしゃるかもしれない。
簡単にいうと、本当は、経営コンサルタントになりたかった、ということ。
しかし、ご承知の通り、今は、主に、会計士、税理士として、会計事務所サービスを提供しているが、その道を選んだ理由は、お金のことを知らずに経営のアドバイスなんてできない、だから、会計士になろうと。
当時は、安易にそのように考えていたが、今となっては、会計士の資格をとって本当によかったと思う。
なぜなら、当時、直感的に思った通りで、正に、会計のことをわかっていないと、まともなアドバイスなんて何一つできないし、また、税務的なインパクトも理解していないと、やはり、危険なアドバイスになる。
また、これは結果的にではあるが、会計士の監査において、銀行さんの監査を通じて、銀行さんの理屈、仕組みを理解できたことも、今となっては大きい。
やはり、経営をするには、種銭が必要で、財務的な視点抜きの経営アドバイスほど、無価値なものはないと思うから。
また、財務的にどのような成果を見込めるかまで踏み込めない経営アドナイスも価値は低い。
例えば、単に売上を伸ばすだけで、極端な話し、赤字が膨らんでは、全く意味がない増収であり、財務というのは本当に大切な考え方だと思う。
では、なぜこれまでコンサルティングに取り組んでこなかったのかというと、まずは、自分が、どんな事業であれ、経営者として、それなりに経営をできない立場でアドバイスはできないなと思っていたから。
こう見えて、結構、ストイックなところかがあって、会計、税務、財務のみならず、経営に関しても、相当の知識、情報、ノウハウを持っているという自負がある。
ただ、経営者としての実績がない間は、コンサルはやらないでおこうというのが自分との約束だった。
なぜなら、仮に、自分がそれを受ける立場であれば、どんな事業であれ、成果、結果を出している人以外からのアドバイスなんて受けたいと思わないから。
では、なぜこのタイミングになってコンサルティングを始めたかといえば、まずは、自分も、経営者として、成果を出しつつあることがまず一点。
あとは、クライアントの会計を拝見する中で、その必要性を感じること。
あとは、試験的に、何気ないアドバイスをしたクライアントが、徐々に、成果を上げ始めており、やはり、自分の視点、考え方は、合理的であることを確認できたから。
最後に、私がコンサルタントを雇うとしたら。
まずは、その人が、コンサルタントして成果を上げた実績があるか、その人自身が、何かの経営者として成果を上げた実績があるのかどうか。
ちなみに、成果というのは、利益の増加である。
売上ではない、利益である。
次に、会計、財務、税務、経営の面で、明るいこと。
最後に、誠実であること。
ちなみに、経理や会計、財務は、確かに大切だけど、それ自体が利益を生み出すものではない。
会計、財務は、判断材料であって、実際に、利益を生み出すものは、正しい判断、選択と、そして、行動そのものである。
正しい判断、選択、をするには、正しい知識、情報、経験があること。
そして、行動は、自分か、他人による管理が必要であること。
是非、参考にして頂ければと思う。
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