先日から、より利益を上げるためには、どうすればいいのか、より売上を上げるためにはどうすればいいのか、というコンサルティングを開始した。
そんなコンサルの中で、改めて思うことは、中小企業の経営資源は限定的故に、効率経営を意識して、やらないことを明確化することの大切さだ。
やりたいことの明確化ではなく、やらないことの明確化である。
そして、その明確化のための判断基準には、常に、付加価値のあるもので、利益が残るもの、売れるもの、が該当すると思う。
ちなみに、付加価値があるというのは、単に高級品である、品質の高いものという意味ではなく、購入価格に対してその品質であればお買い得であり、企業サイドでも利益が残るもの、という概念を意味している。
いいものでも、企業に利益が残らなかったり、購入価格が高ければ、付加価値があるとは経営上は考えられず、経営上の付加価値とういのは、相対的なものであることを理解することが重要である。
したがって、やらないことというのは、売れないもの、儲からないこと、無駄が多いことをやらないということである。
当たり前のことかもしれないが、実は、ついついやってしまっている方も多いのではないだろうか。
何となく利益が出ているし、管理が面倒だから、まいっか…ではだめ。
もちろん、集客目的で戦略的に、限定的に、あまりもうからないことをやることはいいかもしれないが、通常業務、定番商品から、そのようなことをしていてはいけない。
ちなみに、私も会計事務所というビジネスの経営者としてやらないことは明確化している。
ただし、これは相対的なものであって、特に、組織力、供給力が備われば変化する可能性のあるもので、これはあくまでも、現時点の弊所のやらないことを参考までにお知らせしたい。
まず、毎月、訪問して、帳簿確認してほしい、月次の状況を説明してほしい、雑談的な相談にのってほしい、という仕事は、今は受けていない。(今のところ、今後も受けるつもりはない。)
理由は、相互にとって価値が高いとは思わないから。
中には、毎月訪問を売りにしている会計事務所もあるかもしれないが、私は、そうとは思わないからしない。
特に、実際に、証憑との突き合わせが必要な場合にも、数か月ごとにまとめて突き合わせた方が効率がいい。
また、決算書が読めない方には、全部を読む必要がないことを説明した上で、重要な数値の推移だけ確認してください、といえば、通常、読めないひとはほとんどいらっしゃらない。
そのような依頼がある場合には、数か月に一度にしませんか?、なぜなら、相互にとって価値が高くないからと説明した上で、それでも毎月と言われるケースは、お断りしている。
次に、最近始めたコンサル業務も、当初からできたと思うし、やれたと思うが、最近まで受けていなかった。
なぜなら、本業である会計事務所がある程度、順調になっていない者が、コンサルなんてしていては、ところで、金平さんは、ご自身の事務所の経営は?と聞かれたら、説得力、信頼性が損なわれるから。
あとは、自分の中でも、ベースはやはり会計事務所業であるため、そこの強化に優先順位を置いていたから、コンサルは受けないし、やれることも明かしていなかった。
ただ、今は、その必要性を感じているし、クライアントへの貢献という意味でも始めたところだが、しかし今もなお中心は会計事務所であり、受ける量は限定している。
やらないことの明確化、と、やることの優先順位。
これは経営にとって重要な概念だと思う。
そういえば、友人のぶどう園が8月11日にオープンするそうだ。
彼のところは高級ぶどう園。
ちなみに、彼のところは、ぶどう狩りはしていない。
それも、やらないことの明確化だろう。
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