今回は、成果がでない案外単純な理由というお話。
あ~、自分は、こんなに頑張っているのに、思ったように、売上、利益が出せない・・・
あ~、自分もがんばっているのに、どうして、同じサービスを、同じような価格で提供している彼が売れて、自分は思うように売れていないのか・・・
等々とお感じの方はいらっしゃるだろう。
そして、何が、どこが悪いのだろうか?、どこをどう改善すればいいのだろうか?等々と思い悩む方もいらっしゃるだろう。
確かに、方向性、戦略、戦術、というものは重要である。
なぜなら、人間誰しも時間は限られており、その限られた時間の中で、成果を効果的に、効率的に出した方がいいからに決まっている。
ただ、それらの戦略等を考える前に、そもそも成果がでない案外単純な理由があると思う。
それは、何か?
それは、単純に行動量が少ない、足りていない、ということである。
つまり、成果を出している人に比べて、行動量が少ない、足りないことが、根本的な問題なのである。
どうでしょう。
どんなに素晴らしい計画、戦略をもっていても、それを行動、実行できなれば、成果は出ない。
また、同じ計画、戦略を持っている人が複数いたとした場合、成果を出すのは、行動量を増やした方になる。
また、観点を変えてみよう。
行動、実行を勧めると必ずこのようなことを言われる方がいる。
それは、出来ない理由をさがすこと。
また、失敗したくないという気持ちが強いこと。
しかし、そんなことをしても成果を出すことから遠ざかる一方である。
また、失敗を失敗を考えるかどうかという観点は、成果を出す上で非常に重要である。
なぜなら、失敗を恐れ続けると、必然的に、行動量が落ちる。
そして、上記の通り、成果は、行動量に比例するため、失敗を恐れて行動しない人は、成果から遠ざかるのである。
また、人間は、失敗を重ねる中で、より良い方向へと軌道修正するものではないだろうか。
つまり、一つの失敗は、将来の合理的な戦略等の構築、選択、判断等のための大きな一歩と考えるのかどうかも重要な思考だと思う。
成果を出したい方は、行動の際には、結果にフォーカスをしないで、その時、その時で、できることに集中することが重要だと思う。
そして、例え、望んだ結果が出なくても、常に、最善を尽くせば、おのずと成果が出せる確率も高まるだろう。
ただ、最善を尽くす際に重要なことは、あくまでも、自分にとっての最善ではなく、相手にとっての最善である。
また、不安や恐れ等から自分を解放するには、自分がしていることの正当性、信念、理念等を明確化することだと思う。
そうすれば、拒絶されることからの不安、恐れからは、解放されるし、仮に、拒絶されたとしても、自分の理念等には合っていない人だったと割り切れば、落ち込むことも少ないだろう。
建設的な思考パターンも、行動量を増やし、成果を出す上では、非常に重要な事項である。
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税理士・公認会計士
金平 剛
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