経営の多角化。
これは、簡単に申し上げれば 、2以上の事業を実施することと言える。
多角化といっても、種類がある。
例えば、中心となる事業の業種に関連性のある事業で多角化するケースと、そうではなく、既存の事業とは全くことなる業種で多角化するケースがある。
全社によれば、一般的には、シナジー効果といって、つまり、複数の事業が何らかの相乗効果を発揮して、収益、利益の獲得に貢献する多角化といえる。
対照的に、後者の多角化によれば、シナジー効果はあまり見込めないが、正に、リスク分散効果が高く、仮に、片方の事業が不振になったとしても、もう片方の事業で収益、利益が賄われるといった効果が見込める。(もちろん、両方、好調であることが望ましいけれど。)
少子高齢化、人材不足、低成長、そして、技術革新が早く、時代変化が早い今、そして、今後を考えると、多角化すること必要な選択肢だと私は思う。
つまり、薄くてもいいから、様々な収益機会を設けておくことは、大切だと私は思う。
ちなみに、我々、会計事務所業界も、これからはどうなるのかわからない部分があり、私自身も、色々と模索しているところである。
なぜなら、皆さんに、勧める以上、自分もしないと説得力がないから。
そして、私としては、既存の自分の長所を活かした多角化を企んでいる。ニヤリ
もちろん、本業に支障が出ない程度で。
既に、お気づきの方もいらっしゃるかもしれないが、会計士の監査の記事を書き出したのは、正に、多角化を意識した記事である。
つまり、税務、税理士業務と中心とした現在の会計事務所業以外に、会計士にしかできない会計監査という収益機会を中期的に増やしたいという目的がある。
あとは、これはやってみないとわからないが、セミナー事業も始めたいと思っている。
つまり、会計、税務、経営に関するセミナーを企画し、運営すること。
個人的には、話せることは結構色々ある。
ちなみに、個人的に、大切にしていることは、競合相手が少ないマーケット、かつ、社会的意義があると思うこと、を設定すること。
例えば、セミナーについては、そもそもこの地域では、積極的に実施されている専門家もすくないけれど、さらにいうと、通常、我々が狙わない市場をターゲットにすることである。
つまり、通常、会計や税務のセミナーをする場合には、経営者をターゲットにするケースが多いけれど、そうではなく、経営者ではない一般層をターゲットにすることだ。
もちろん、成り立つかやってみないとわからないけれど、ここま正に、ブルーオーシャン。
(もちろん、経営者の方も、受講者に交じってもいいけれど。)
例えば、会計とか決算書って、なじみがないようで、一般の方でも読めた方がいい。
なぜなら、例えば、資産運用の一環としての株式投資に際しては、決算書を読むことが出来なければ、得体のしれないものに投資するようなものになるから、当然、決算書は読めたほうがいいだろう。
また、決算書が公開されている会社への就職を検討しているのであれば、やはり、決算書を読んで、その会社が財務的にいい会社なのかどうかということが分かった方がいいだろう。
さらには、将来、事業経営をしてみたいのであれば、財務的にビジネスモデルを観察できるようになる能力を養うことも大切である。
なぜなら、そもそも財務的に儲からないビジネスを始めることを構想するべきではないから。
加えて、不動産投資に際しても、財務的な思考は大切である。
このように、財務的な知識、情報は、実は、一般層の方にも役立つ情報である。
当然、書籍も出ているが、難しい。
しかし、地方には学ぶ機会があまりない。
その他、やってみたいことは他にもある。
是非、皆さんも、本業に支障がでない多角化を検討されてはいかがだろうか。
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