経営において大切なことの一つは売上を創造することであるが、最も重要なことを利益の増加であり、利益の残る売上を作ることが重要になる。
そして、利益とは、売上 △ 原価 という概念であり、原価管理は、経営にとって大きな課題である。
会計事務所やコンサルをしていて思うのは、やはり、利益を安定的に計上している企業というのは、原価管理がしっかりしており、日々、原価に関するデータを記録し、チェックしている。
原価管理において大切なことは、その総額の管理だけではない。
利益は、売上 △ 原価 であるように、原価管理は、売上との相対的な関係性にも注意しなければならない。
つまり、品質を確保できる直接的な原価管理と、その原価管理の上での値付けも重要な課題となる。
原価 ÷ 売上 で算出される原価率管理も、原価管理の分野であり、その意味では、値付けも原価管理に含まれる。
一般的には、各業種において、代表的な原価率のターゲット、目標値があるとされている。
例えば、飲食店の場合には、直接的な材料費は、30%くらいに抑えたいと言われることが多い。
もちろん、それを上回る原価率でもいいが、利益を残すためには、直接的な原価以外のコストの削減か、回転率の増加によって利益を補わないといけなくなる。
例えば、家賃が非常に低い物件とか、リピート率を上げるとか、その他。
原価管理は、直接的な原価の管理に限らない。
意外と忘れられがちなのは、労務費である。
通常、労務費、つまりは、人件費は、残業代やパート分を除き、概ね固定的に発生することから管理が難しいコストとなりがちである。
しかし、労務費は、従業員の生産性を向上させることで、削減可能になるか、余った時間で、別の事業へと注力することも可能になるかもしれない。
原価管理というと、ついつい売上に応じて発生する変動費的な原価の発生に集中しがちであるが、労務費も立派な原価である。
原価管理においては、従業員の行動管理によって、無駄を排除した作業方法等を日々、確認、検討し、無駄な労務費の排除、生産性の控除を実現することも重要なテーマになることを、ご理解頂きたい。
原価管理を怠ると、また、誤ると、時に、全然儲からないものの販売に注力してしまったり、値付けを誤ることもある。
値付けを含めた原価管理は、戦略的判断によって管理可能なこと。
是非、原価管理の仕組みを確立して、原価管理の徹底をしていただきたい。
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