人は他人のことは客観的に評価できるが、自分のことは主観的にしか評価できない
by 金平先生
この一言は深いと思う。
また、物事の捉え方というのも、多角的であることも忘れてはならないと思う。
なぜなら、ある見方によれば、不利でも、逆の見方をすれば、有利に働くことも沢山あるからだ。
そして、有利な捉え方を、自然に伝えることができれば、何人かは理解してくれる、かもしれない。
経営とは、正に、そんな継続的な積み重ねの結果でしかないと思う。
特に、自分の常識が、他人の非常識ということは、意外と多い。
しかし、そのことを認知し、意図的に、情報発信しなければ、だれも理解してくれる機会を逸することになる。
例えば、先日、あるクライアントの何気ない会話の中に、私は、この方の事業の強みを見出してしまった。
その方は、魚屋さんであるが、ふと口にされたことは、その日に余った魚は、次の日に調理を回さずに、その日のうちに、調理物として調理を始めて、翌日に売るそうだ。
このように当日中に調理することで、調理物の味というのは、翌日に調理した場合に比べて、全然、異なってくるらしい。
そして、その方、曰く、自分のところと、どこかスーパーで買って食べるものを比較して、自分のところの方が美味しいと感じるのは、おそらくその調理のタイミングにあると、おっしゃっていた。
この方は、賢い方だなと思った。
ただ、一つ言えることは、それを顧客に伝えているのか、ということ。
もちろん、顧客は、比較して、ここは明らかに他よりも美味しいということは、味覚で理解していると思うし、だからこそ、リピーターが多いのだろう。
しかし、購入者が、その美味しさの理由をわかって買うのと、買わないのでは、実は、意味が少し違う。
それは、購入者自身が、その理由を確認して毎回、自分の選択の正しさを認知し続けることで、忠誠心が形成されることと、その人が、仮に、誰かに、あこの揚げ物は美味しいといったときに、なぜなら~、とその美味しさの秘訣を言えるのと言えないのでは、聞いた人の行動への動機づけられる可能性が違うからだ。
つまり、美味しさの理由は、当日に調理しているから、という事実、そして、理由を、伝え続けることも、地味に大切なことなのだ。
そして、そのお店で教育されてしまった顧客は、仮に、何かの機会に、他者で購入する機会があったときに、必ず、このように思ってしまうのである。
それは、このお店の調理物は、当日中に調理されているのだろうか?と。
もちろん、味で、比較できるから、聞くまでもないと思うが、人によっては、ついつい、聞いてしまうだろう。
そして、例えば、翌日以降に、もしくは、冷凍品、という事実が分かってしまえば、その時点で、改めて、やっぱりあそこがいいな、とまた、そのお店に対する忠誠心を高めてしまうのである。
これはあくまでも例え話であるが、このようなことに気づき、発信し続けることも、密かに大切なことだと思う。
なぜなら、強固なリピーターほど、心強い存在は、企業にとって欠かせない大切な存在だと思うからだし、それはそうだと、経営者であれば、お分かり頂けるだろう。
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