今回は、事業拡大に必要な条件というお話。
まだまだ零細事業の経営者の私が言えたことでもないことは承知の上、今回は、事業拡大に必要な条件について、取り上げたい。
結論から言おう。
それは、人材採用と人材教育である。
つまり、よりより人材を最小し、育てること。
そして、経営者が考えていることを、重視していることを鑑みながら、従業員一人一人が最善の選択、判断、行動を行なえること。
これこそが、事業拡大に必要な条件といえることは、経営者であれば、よくお分かりだろう。
そして、今回、さらに掘り下げたいことは、人材教育の分野である。
そもそも、人材を採用して、事業を拡大する理由はどこにあるのか?
それは、経営者一人ではできないことを、他の従業員に任せること、そして、経営者の貴重な時間を、経営に関する分野に配分することにある。
つまり、人材採用の本質は、仕事を他人に任せること、だといえるだろう。
では、どうすれば、より効果的に、合理的に、様々な仕事を、他人に任せられるのか、それがポイントなる。
そして、その一つの手段をご紹介したい。
ただ、何ら変わったことではない。
それは、マニュアルの整備と運用である。
つまり、できれば、従業員に任せたい仕事に関しては、全て、マニュアルを作成し、それをみれば、例外的な仕事を除き、大半の仕事ができるように、環境を整備しておくことである。
もちろん、完全なマニュアルを最初から完璧に整備し、運用することは難しいだろう。
しかし、徐々に、作成していかないと、事業の拡大のスピードに、人材教育が追いつかなくなることは、容易に予想できるだろう。
ちなみに、私は、公認会計士なので、以前は、ほぼ100%、上場企業の監査をし、今でも、お手伝いで、某監査法人で、上場企業の監査をしているけれど、優秀な会社になれば会社になるほど、このマニュアルというものが、しっかりとできている傾向が強い。
もちろん、最初は、このマニュアルを用いながら、従業員に直接指導することも重要だろう。
しかし、その後は、従業員がマニュアルを参照しながら、仕事ができるようになれば、管理というものは、マニュアルがないよりも、明らかに容易になるだろう。
この点、マニュアルを作成しましょう、というと必ずといって、こういう批判も受ける。
それは、マニュアルを作成すると、考える力を落ちる、という。
しかし、全ての業務を完全にマニュアル化できるともしようとも思っていない。
重要なことは、マニュアル化可能な部分について、マニュアル化して、教育を平準化ことである。
もちろん、事業を拡大したくない、という方もいらっしゃるだろう。
しかし、特に、アルバイトさんを採用しているような場合には、定期的に、入れ替わりが生じるだろうから、また、新人さんを採用したときに、全てメモを取らせながら、全てゼロから教えるよりは、毎回教えていること、毎日、既存のスタッフさんがやっていることを、マニュアル化することは、大きな経営資産になることを、是非、正しく認識して、作成に入っていただきたい。
また、マニュアルの作成段階においては、その過程において、現在の業務の効率化、合理化の検討も加えて頂ければ、よりより経営への一歩となるだろう。
是非、マニュアル化を推進していただきたい。
また、業務のマニュアル化に関するご相談もお受けいたします。
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