今回は、事業計画の作成の重要性と事業計画の作成は案外簡単というお話。
事業に関わらず、やはり計画って大切ですね。
その理由は色々あるけれど。
例えば、資金繰りの検討のため。
業種にもよると思うけど、特に季節変動が激しいような業種においては、売上、利益共に、非常に高い時期もあれば、逆に、非常に低い時期もあって、低い時期の運転資金、借入返済資金といのは、利益が高い時にストックしておかないといけないところ、計画があれば、事前に、資金の確保しておくことも可能だろうけれど、そうではないと、気がつけばあの時の資金はどこへいったのか、というケースもあるだろう。
また、成長戦略の検討のため。
未だにお会いする経営者の方の中には、売上上昇=成長、と考えていて、利益という概念が抜け落ちている方がいらっしゃるが、それは非常に危険な考え方。
事業がどれだけ成長すれば、どれだけ利益が増えるのか、そう利益に着目して経営しすることが大切なところ、無計画な売上中心の戦略実行の結果、忙しいけれど、儲かっていない、思ったほど利益が出ていないというケースもあるだろう。
利益がでないのであれば、そのような計画は実行しないほうがいい。
なぜなら、忙しいだけだし、事業規模が大きくなり、扱う資金の規模が大きくなれば、それだけ、事業のリスクが高くなるだけだから。
やはり、リスクに応じたリターンがあるから事業を拡大するべきである。
ただ、このような話をすると、このようにいわれることもある。
それは分かるけど、難しくて作れない。
本当にそうだろうか。
合理的な事業計画を作るのは、最低限の会計の知識があれば、それにプラスアルファの知識を用いれば、案外簡単なのだ、実は。
つまり、粗利益と固定費と目標利益の関係性を理解するだけで、事業計画は簡単に作成できるのである。
おそらく多くの経営者は、もっと利益を出したい、と思われていると思う。
この点、我々のような人的サービスの場合には、いかに売上を立てるかのみに集中すればいいから、経営難易度は案外低い。
一方、仕入や材料、消耗品を使うようなご商売の場合、そうとは限らない。
あとは、高額な設備投資を要し、長期借入の返済がある場合にも、経営の難易度は高い。
そうであれば、感覚的に経営するのではなく、やはり、必ず、事業計画を作成するべきである。
まずは、目標の利益を設定する。
その上で、自社の利益構造とコスト構造を分析する。
そして、それらの関係性から、その目標利益を達成するには、いくらの売上を確保しなければならないのか、また、その売上を実現するために必要な経営資源は十分か、といった検討が次々と検討できるのである。
その上で、目標の利益を実現できそうだと考えられないのであれば、その事業計画は白紙、逆に、実現できそうだと考えられるのであれば、実行してみよう、となるわけだ。
極めてシンプル。
どれだけ儲けたいから、商品、製品、サービスをいくつ売らなければならないのか、ということは、経営者であれば当然ご理解されていますよね?
こんな内容でセミナーを行うのも面白そうですね。
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税理士・公認会計士
金平 剛
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