経営判断に伴う財務シュミレーションの重要性  経営 選択 戦略 財務 コンサル 税理士 会計士 富山


最近、こんな相談が徐々に増えている。

それが、経営判断に伴う財務シュミレーションの依頼、ともいえよう。


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何だか難しい表現だけど、要は、経営上のある意志決定をした場合、利益は、どのくらい増えそうか、または、減りそうか、どのくらいの売上が増えれば新規の借入を順調に返せそうか、損益分岐点はいくらなのか、その他、そんな経営の判断によって生じる財務的な影響のシュミレーションである。

私は、会計士としてこのような分析は、これまで当然のように行ってきて、今の主に中小企業のメインとした会計事務所業にも活用しているわけで、自分としては何ら難しいことはしていないが、やはり、ご自身で正確にこのようなシュミレーションを展開することは、なかなかむずかしく、コンサルの一環としてこのような依頼が徐々に増えて生きているものと思われる。

ただ、意外なことは、最近では、弊所会計事務所の既存クライアントのみならず、新規のご相談でもそのような依頼が増えてきていることである。

そして、聞けば、そのような助言をくれる人がいないことが、弊所選択の理由だそうだ。

いいでしょうか。

会計というのは、あくまでも経営の結果を財務的に表現したものといってもいいと思うが、その会計は、経営改善や、経営判断に活かしてこそ価値を生むものであって、経営判断に伴う正確な財務シュミレーションをベースにした意思決定をしないと、努力も虚しい結果となることもあるということをご理解頂きたい。

例えば、漠然と利益を上げたいと思って、各種投資してみたけれど、利益向上どころか、赤字拡大になってしまったというケースは、少なくないと思うが、こうした場合には、このようなシュミレーションがなされていないか、なされていても楽観的過ぎるか、なされていてもシュミレーションの方法自体が間違っている可能性もある。

そんな計画では、思い通りにならないことがあっても仕方がないといえるのではないか。

今後、今よりも経営改善をしたいと思うのであれば、まずは、現状の適切な財務分析をして、今できることの改善に努めることが第一だと思う。

そのためには、当然、改善後のシュミレーションも重要だろう。

なぜなら、改善効果を明確化した方が、モチベーションも高くなる可能性が高いからである。

また、その改善傾向を加味して、さらなる改善のために必要な経営判断に活かすことも、経営者にとっては必要な行為と言えるだろう。

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