綺麗な事業計画書を作成しても改善は実現しない　　経営改善　事業計画書　税理士　会計士　コンサル　富山

事業計画書を、将来の事業の推移を、財務的に表現した計画書、と定義づけた上で、単に、綺麗な事業計画書を作成しても、改善という成果は実現しないケースが多い。

経営改善において大切なことは、優先順位を意識した、問題の具体的な解決策の検討、実行、見直しである。

経営改善を実現するためには、財務的な事業計画書を作成することは重要であり、それを軽視しているつもりはない。

しかし、強調したことは、具体的な行動計画を伴わない、単にきれいな、こうなればいいなというような絵に描いた餅のような事業計画書を作成しても、全く意味がなく、重要なことは、問題に優先順位をつけて、具体的な改善行動を立案し、実行し、更に見直しを実施することである。

問題に優先順位をつけて、具体的な改善行動を立案した上で、それを実行した上手くいった場合に、会計的にどのような成果をもたらすのかということを確認するために、それらに基づく事業計画書を綺麗に作成することは、有意義だと思う。

きれいな事業計画書を作成することが目的ではなく、目的は、経営改善を実現することであり、そのためには、具体的な改善行動計画を立案し、実行し、見直すことである。

中身の伴わない綺麗な事業計画書を作成して満足するくらいであれば、そんな事業計画書なんて作成する価値に値しないと私は思う。

コンサルをやっていて思うことは、まず、事業計画書がない場合も多いけれど、それ以上に、問題の認識の欠如、具体的な改善行動計画の立案がなされていない、根本的な戦略の見直しがなされていない、ことが多い。

これを読んで、耳がいたいな、と思うのであれば、是非、まずは、自社内でそれらに取り組むべきだと思う。

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