今回は、信頼を構築するにはというお話。
これまでも、増収、増益、顧客の維持には、顧客との信頼関係を構築することが重要であるということは、メッセージしてきたと思う。
では、顧客との、また、見込客との信頼関係を構築して、利用をしてもらうには、どうすることが重要だろうか？
一言でいうと、顧客への貢献ではないだろうか。
もちろん、既存客と、見込客への貢献の仕方は異なるだろう。
なぜなら、対価を支払ってくれている既存客と同等の貢献を、見込み客を受けることは、おかしいし、そんなことをしていてはビジネスは成立しない。
しかし、顧客は、貢献をして、信頼関係を構築しなければ、利用してくれる可能性がないことも事実である。
では、未だ顧客でもない見込み客に対して、または、既存客ではあるものの、まだ、そこまで信頼関係を構築しきれていない顧客に対して、どのように貢献すればいいのだろうか？
もちろん業種にもよるだろうけれど、その一つは、情報提供である。
つまり、あなたが行っている仕事において、既存客、見込客にとって価値ある情報であれば、それを届けるだけでも、それをしていない人に同業他社に比べれば、信頼構築のための差別化の手段になることは、明らからだろう。
ちなみに、情報提供というのは、どのような形でもいい。
例えば、私のように、このブログを通してでもいいだろうし、紙に書いたものを渡してもいいだろう。
とにかく、あなたの仕事において、顧客にとって価値のある情報を与えることが重要なのだ。
例えば、私であれば、会計、税務、経営に関する簡単なことでもいいだろう。
美容師さんであれば、美容、セット、髪に関すること、頭皮に関することだろう。
料理人さんであれば、家庭料理の簡単なアドバイスでもいいだろうし、旬の素材をいかしたメニューができたことを知らせることでもいいだろう。
ちなみに、季節のメニューを伝えることについては、時に、宣伝、広告的で嫌だ、とおっしゃる方もいる。
事実、受け取る人も、そのように感じるひともいるだろう。
しかし、中には、あなたの店のことが好きで、好きなメニューがあって、それを知らせてくれて、また行きたいと思わせてもらえることに価値を感じる人もいるだろうし、そのように感じて頂ける人が、優良顧客として残り続ければ、あなたにとっても、顧客にとっても最高の形と言えるのではないだろうか。
私は、そう思うし、それが、商売の鉄則でもあると思う。
あるコンサルタントは、マーケティングとは、教育である、とっている。
正に、その通りであると思う。
何事も、正しい基礎情報がなければ、正しい判断ができない。
そうであるならば、我々、専門家が、その基礎情報を伝え、教育し、顧客に対して、正しい選択、判断の基準としての情報を与え続けることことそが、重要な活動であり、貢献であり、また、その過程で、長期的に構築される信頼関係こそが、真の信頼関係といえるのではないだろうか。
ただし、単に、思った通りに、書けばいいものでもないし、書き方にはテクニックもある。
また、書き方というのは、失敗を通じて、上達するものでもある。
何を考え、また、何を思い、どのように伝えるのか、ということも大切なのである。
しかし、何より大切なことは、自分が信じる価値観に従い、顧客、社会に貢献したいという気持ちだと思う。
それがあれば、そのような言動が継続しないはずがない。
まずは、行動し、継続することだ。
その前に、事業を通じて貢献するという価値観を正しくもつことだ。
私は、そう思う。
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