タイトルの通り、最近、会計事務所、コンサルティングを通じて、改めて痛感していることがる。
それは、経営者教育の重要性である。
経営者教育といっても広いが、個人的には、特に、
・会計、財務
・事業計画、資金計画
・マーケティング
の三つである。
その他、人事、採用、教育、営業等、重要な課題は経営には沢山あるが、特に、私が主にご依頼頂いている中小企業、個人事業においては、上記の三つが特に重要だと思う。
会計、財務、事業計画、資金計画に共通することは、経営に関するお金のことである。
正直、個人的には、会計なんて、足し算と引き算が分かれば、だれでも分かるものだと思うが、会計、簿記、決算書、となると、その周辺の知識がないと、自分の事業の状態を正しく理解できなくなる経営者が意外と多い。
これは、既存の事業に限らない。
これから始めようとする事業、出店も同じだ。
既に経営をしている人、したことがある人においては、十分ご理解頂いていると思うが、事業に欠かせないものは事業資金であり、事業資金が絶えれば、倒産することになる。
安定的に経営をしていくためには、投資に対して適度な利益を得て、また、その利益を、早期に、確実に回収して、資金としてプールし、資金のプールを増やし続けることが重要なのである。
もちろん、利益がでれば、税金も発生するが、税金を過度に嫌い、支出を増やせば、利益はへり、資金も減る。
借入の元金は、税金を納めた後の利益が返済原資になることは、会計の世界では当たり前のことであり、それを理解している人は、当然のように納税をするが、そうではない人は、納税を嫌うために支出を減らすが、利益のない状態で借入の返済を続ければ、資金が絶えることは明快だろう。
安易な事業計画も危険だ。
時に、スタートダッシュをかけられる経営者もいる。
つまり、開店早々、売上を作れる経営者、事業もあるだろう。
しかし、安易な楽観視は危険だ。
適度に悲観的な事業計画をもって新規の出店、事業を検討することは、他でもない経営者自身のためだ。
当然、事業計画には、資金計画も含み、それらには、会計、財務の知識が必ず必要になるが、会計、財務の誤った認識による事業計画は、非常に危険な投資となる恐れもある。
楽観的な売上予想も危険だ。
事業計画上の売上の根拠は何か?
認知の増加、そして、最後の購買まで、合理的なシナリオはあるのだろうか?
売上なくして経営はできない。
予算が限られる中小企業において、費用対効果の不明確な広告に対して掛けられる予算も限定的だ。
経営者は、限られた予算の中で、安定的に売り上げを伸ばし、確保する仕組みとして、マーケティングという思考を身に着けることが重要だと思う。
これらの正しい知識なくして、正しい経営ができるとは思えない。
不幸な経営を減らすためも、このような経営者教育にも、注力していかなければならないと痛感している最近である。
しかし、やりたいことと、安定した利益を確保することを、限られた資源の中で行うことは、大変なことだ。
できることから、コツコツと始めたい。
ああ、もっと時間がほしい。
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