ウォークスルーとは会計士業界では定番の用語だけど、一般的には、あまり知られていない言葉だと思う。
(会計士業界であって、税理士業界ではない。)
この言葉を覚える必要はないが、どの企業の管理者はウォークスルーを定期的に実施した方がいいだろう。
ウォークスルーとは、簡単にいうと、ある特定の目的を実現するための最初から最後までの実際の手順を、再実施すること、といえる。
もっと簡単にいうと、誰がやっている作業を、他人が、その通り実施してみて、確認する作業のことをいう。
ただ、ウォークスルーは、単純に再実施すればいいわけではない。
重要なことは、目的をもって実施することである。
例えば、合理化や、効率化、あるいは、特定の目的の実現に効果的か、というような目的をもって実施することが重要である。
我々は、会計士なので、企業の会計、経理に関する業務のウォークスルーを行い、クライアントと共に、この流れで、不正は防げるか、無駄はないか、ということを議論するが、このような作業は、なにも会計、経理業務に限らず、あらゆる仕事において効果的だと思っている。
例えば、容易に想像できることは、熟練した上司が、若手の作業を見た時に、品質の劣化を防ぐような手順を踏んでいない、非効率な手順を踏んでいる、ということを見つけることは多いだろう。
そして、そのようなときは、当然、改善のための指導を行うだろう。
こうすれば、このようはミスを防ぎ、品質を向上できる、こうすれば、もっと早く製造できる、等。
ウォークスルーを実施した際には、できれば、その都度、その業務について、標準となるような手順を書き出して、共有することが重要である。
こうすることで、いわゆる、マニュアルが作成される。
ただし、全ての業務のウォークスルーを実施することは、時間を要することから、実施する際には、重要性に従い優先順位をもって実施することが需要である。
特に、その状況に応じて、制約となっている事項に関連する業務について、改善を実施することが重要である。
会計業界でも、無駄なことをやっている人は少なくないと私は思うし、私は、それを改善していきたいと思う。
おそらく、他業界でも同じだろう。
業務の生産性向上は、人件費の削減に大きく寄与する。
企業にとって、人件費は、最も大きなコストであることを忘れてはならない。
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