起業時はできるだけ沢山借入をしたほうがいい 起業 経営 資金繰り 税理士 会計士 富山

先日も、お隣、石川県から、起業したいけど相談がしたい、と私のページをみられて連絡を頂いた。

これから起業される方、特に、運転資金が必要となるビジネスで起業を予定されている方で、自己資金が十分ではない方は、是非、起業時は、できるだけ沢山の借入をされることをお勧めしたい。

起業の成否で最も大切なことは、儲からない事業をしないことではあるもの、その次に大切になってくるのは、資金管理だと思う。

つまり、どれだけ儲かりそうな気配があったとしても、資金が尽きて、材料等の仕入ができなくなったり、家賃が払えなくなれば、それ以上、経営は続けられない可能性が生じる。

特に、起業時というのは、売上、利益が安定しない時期だから、その傾向は高いし、多くの経営者が経験することだと思う。

しかし、そんな無駄な借入を行なえば、無駄に、利息を払うだけになる可能性もあるじゃないですか、という反論もあるかと思うが、確かに、その通りである。

ただ、これに関しても、そのリスクは限定することはできる。

つまり、多く借りても、予想以上に経営が順調で使っていない資金があるのであれば、約定通りに返済をせずに、繰り上げで返済すれば、おのずと無駄な金利は払わなくてもいいようにできる。

ただし、約定によっては、繰り上げ返済には、違約金等が発生する契約になっている借入もあるため、契約書を細かくチェックすることは重要である。

沢山借入を行うには、スキルが必要である。

私もこれまでに、何件もの起業時の借入の手伝いを支援してきたが、全てできる限り、多くの資金を借りることを勧め、スキルをつかって、起業後半年から1年くらいは、売上が芳しくなくても経営できるだけの運転資金を確保できてきた。

実際、私の支援を利用されたクライアントの多くは、手許に資金があるからこそ、起業から安定期に入るまでは、平穏な経営をできたと思われる。

もちろん、売上、そして、経営が安定するまでは、本当の意味での心の平穏は保てないことは理解できるが、仮に、もっと資金が少なく運転資金が本当に底をつきそうな状態で、その期間を過ごしていれば、より心の平穏を保つことはできなかったのではないだろうか。

経営には、スキルも大切だけど、メンタル面も重要である。

過度に不安な状態で起業時に経営をしないためにも、できるだけ沢山の借入をして起業されることをお勧めしたい。

起業に関する相談自体は、初回1時間、無料にしている。

お気軽にご相談頂きたい。

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