今回は、適性検査を自分で受けてみてというお話である。
適性検査といえば、採用試験において、実施される検査である。
それを、事業者である私が、自分でやってみた、というと、金平先生も、すこしおかしくなったのか、と思われるかたもいらっしゃるかもしれないけれど、そうではない。
その適性検査の信頼性を確かめるために、自分で、試しに受けてみたのである。
適性検査といえば、私が実施した検査以外にも、種類が沢山あるのかもしれないし、私も、その他多くを選んだわけでもない。
ただ、以前、読んだ本によると、その方曰く、色々ある適性検査の中で、その検査がよかった、信頼性がある、と書かれていたので、あることをきっかけに、自分で受けてみたのである。
結果としては、3ページの検査結果が届いたわけだけど、重要なポイントや、性格分析等、自分自身でみても、結構、当たっているな、という感想だった。
ちなみに、私自身の適性のある仕事は、経理、基礎研究、とされていて、この仕事を選んでよかったな、と思うと同時に、自分でも、この仕事は、自分に向いていると思っているので、この検査に対して、一定の信頼性を確認したのであった。
話しは変わるが、クライアントとの話の中で、悩みの一つとして、必ずあがってくるのが、人の問題である。
ただ、一方で、人の問題に関しては、採用して、一緒に働いてみないとわからない、という部分もあり、さらには、一旦、採用してしまうと、現行法上、なかなか、辞めて頂くこともできない、という問題もある。
そんな中、あるクライアントは、このようにおっしゃった。
つまり、中小企業の求人の応募には、いい人材というケースがなかなか少ないけれど、そんな中でも、採用時点で、採用してはならない人を、正しく除外して、採用していい人材だけを採用することが重要であると。
また、採用してはならない人材は、どのように教育してもなかなか改善はされない可能性が高いと。
つまり、いかに、採用時点の評価が、重要かということになる。
ちなみに、この検査によれば、適性の有無のみならず、性格はもちろん、回答の信頼性や、仕事の持続性、といった点でも評価がでる。
回答に矛盾が多いと、検査結果自体の信頼性が低いから、結果を信頼しない方がいい、とか、優秀でも、持続性、定着性が低いと、長期的に働いてもらいたいと考えている場合には、やっぱりね。
人材採用の際には、適性検査も、必要ではないだろうか。
私も、採用時には、この検査を、必ず実施したいと思う。
あと、回答者も、長期的に働きたいのであれば、正直に、答えて、求人サイドとのミスマッチの有無を確認したほうが、双方にとって幸せな結果となると思う。
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税理士・公認会計士
金平 剛
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