今回は、機会損失と資金調達というお話。
皆さん、機会損失、という言葉をご存知だろうか?
これは、経済学、管理会計の世界では、重要な一つの用語であり、概念であり、会計士試験においては、必ず出てくる重要論点であるから、当然、会計士の私は、当然、知っている。
ただ、難しくはない。
つまり、簡単にいうと、
得られるであろう利益、もしくは、避けられるであろう損失の回避 の機会がありながらも、その機会を実行しない、もしくは、実行できないために、その機会を実行しうる人が被る損失、といえるだろう。
例えば、確実に、利益を上げられる株式を発見したとしよう。
しかし、その株式を購入するだけの、資金がない、足りない、としたら。
その株を買って、値上がりして得られたであろう利益が、正に、機会損失、ということになる。
わかりやすいでしょ?
そして、これは、開業における資金調達においても同じことが言える。
例えば、資金調達に窮して、資金調達が1ヵ月遅れた場合。
当然、開業月も1ヵ月以上は、遅れることになる。
一方、開業して得られる利益が50万円、そして、開業準備中は無職で、収入がゼロ、とした場合、仮に、上記のケースで、開業が1ヵ月遅れた場合の機会損失はいくらか?
そう、50万円ですよね。
そして、遅れれば遅れるほど、機会損失は膨らみ、当然、貯蓄は減るのです。
これって、結構、もったいないことだと思いませんか?
僕は、もったいないと思うけど。
だから、資金調達でもたもたして時間を費やすくらいなら、優秀な専門家に、手伝ってもらうことも、投資、経済合理性の観点からは、非常に、優れた判断であるということをご理解頂きたいという結論である。
開業すると決めたなら、開業準備期間が、最短であることが機会損失の削減に寄与することを、是非、ご記憶頂きたい。
そのために、勤務期間中の入念な準備が重要であること、そして、わからないことは、専門家に相談することが重要であることも、是非、ご記憶頂きたい。
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税理士・公認会計士
金平 剛
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