経営は技術というお話


今回は、経営は技術というお話。

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最近、こう思いますね。

つまり、経営は技術であるということ。

つまり、経営に関して、正しい知識、情報をもって事業に望めば、失敗はする可能性を極めて低く抑えられるということ。

逆にいえば、経営の技術をマスターすれば、最低限の幸福な人生を実現できるということ。

この点、失敗された事例、無理がある事例をみると、経営に関する技術を知っていないなと思うこと。

特に、マネジメント経験や、その業界での経験が乏しい方の独立、起業ほど、リスキーな経営が多いと感じることが最近多い。

特に、なぜ、その事業なのか、また、なぜ、自分でやらなければならないのか、 ということがぼんやりしているケースは、よりリスキーになるケースが多いと感じる。

例えば、自分ができること、やりたいことを、仕事としてやることが簡単だろう。

ただし、だからといって、必ず幸せな訳もない。

つまり、事業としてやる以上、成果、結果、つまりは、利益がないと、続けられないし、モチベーションも保てないですよ。

もちろん、利益は、結果であって、目的はないわけですが、非常に重要な要素であることは間違えない。

先日も、ある方と話していた時に、こんな話をきいた。

どうやら、今後、飲食店やカフェを経営したらしい。

ふーん、それはいいだろう。

ただ、本人のために、色々、聞いてしまった。

まず、なぜ、カフェなのか?

昔からやってみたかった、との回答。

うーん、曖昧な理由だな。

次に、カフェや飲食店をやったことがあるのか?

やったことはない、でも、友人にやったことがあること奴がいるから大丈夫、との回答。

うーん、他人任せか。

次に、儲かるのか?計画は?

計画はないけど、儲かる。

イベントで大量に集客して、その後も来てもらうし、イベントを2回やれば、トントンでペイ出来る。

うーん、そんな甘くないだろう。

仮に、それでうまくいくとして、イベントをどうやって開くのか?

人脈があるからそこから。

それに対して、確実に紹介をもらえるのか?

たぶん、ほぼ大丈夫。

その人と仕事をしたことがあるのか?

ない。

うーん、大丈夫か。

その他色々と。

皆さん、これを聞いてどうですか?

計画が曖昧すぎませんか?

ただ、私は、彼のために、真剣に考えて経営をしてほしいと思ったから、ある種の詰問になってしまったけど、本人も途中から、自分で言っていることが甘いなということに気がついたのか、徐々に、トーンダウンしていき、なんだこの会計士はといった感じとなり、話しは終了。

もちろん、やりたいならやればいいと思うけど、正直、かなり、心配ですよね、このまま始めると。

でも、彼は、私の話を拒む選択をしたわけですから、それも仕方がないです。

ただ、念のため行っておきますが、思うに、単純なカフェって、一見、楽しそうに見えるけど、個人的には、経営という観点からは、非常に、苦しいものだと思いますよ、本当に。

特に、大きな箱のカフェなんて相当大変だと思う。

考えてみてください。

まず、カフェって、客単価が低いのに、長時間滞在されるんですよ。

しかも、おしゃれなカフェになると、フードもある程度揃えないといけないけれど、本当に、いつ売れるかどうかわかならい、つまり、ロスになるリスクも高い。

いいでしょうか。

客単価が低く、粗利益が低い事業においては、相当の回転数を実現しないと、儲かるどころか、赤字商売ですよ。

それを、自社物件ではない大きな箱でするなんて、私には、なかなかできる事業じゃないですね。

もちろん、それは、箱が小さくても同じであって。

正直いって、経営の技術が足りていないと思います。

本当に、やりたいなら、もっと慎重に考えたほういいだろう。

それに、目的のない店に、いかに、人をあつめるのか。

難しいでしょう。

上記のように、どこで何をやるのか、やっていいのか、やってはいけないのか、ということも、経営の技術の一つだと思いませんか?

私は、そう思います。

これから経営をしたいと思っている方。

是非、経営について学んでください。

ちなみに、私は、会計事務所というビジネスですが、業務の経験があるから、オペレーションは大丈夫。

資金も、それほどかからないし、財務のプロだから、その点も大丈夫。

明らかに足りなかったのは、営業とマーケティングの技術。

だから、独立前1年間は、相当の営業とマーケティングの書籍を、数十万円相当、読み漁りました。

そして、失敗を重ねながら、徐々に、こつを覚えていったという感じです。

ただ、今思えば、独立前の準備、勉強期間がなく、知識なく始めていたら、想像するだけでも恐ろしいです。

経営について学んでください。

これから起業、独立する人だけではありません。

既に経営しているひとも。

あと、一つ。

机上の空論、ということばで、計画をバカにする人がいますが、それは、それ自体が間違っています。

机上で成立しない計画は、実践しても必ず成功しません。

だから、まずは、机上で、計画を作ることは、本当に重要なのです。

机上の空論、といって、計画を軽んじることはお勧めできません。

しっかりとした机上の計画こそ重要です。

そして、それは、より具体的であることが重要です。

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税理士・公認会計士

金平 剛

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税理士・公認会計士 金平 剛 会計事務所

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