今回は、数年以上前からの借り入れがある方必見のお話。
タイトルの通りですが、今から、数年以上前に、借入をされて、これからもまだ数年以上、借入期間が残っているという方へ、私からの提案である。
是非、借入を借り換えて頂きたい。
こんなことをいうと、銀行さんから嫌われそうだけど、是非、借り換えて頂きたい。
もちろん、借換に際しては、種々の手数料が発生するかもしれない。
しかし、是非、それらの手数料以上の金利削減効果があるのであれば、経済合理性のみを追及すれば、必ず、借り換えたほうがいいに決まっているからだ。
もちろん、中には、メインバンクさんに助けてもらっていて、そんなことはできない、いえない、とお考えの方もいらっしゃるかもしれない。
しかし、言うだけ、タダだし、ダメならいいではないか。
しかし、お願いしてみるだけで、また、他行に、話しを持っていくだけで、大きな金利負担が下がるのであれば、やった方がいいに決まっている。
ちなみに、貸出金利というのは、一般的に、
リスクフリーレート + リスクプレミアム
として決定される。
なんだか難しいことをいっているようだけど、それほど難しくもない。
まず、リスクフリーレートとは、長期市場金利のこと思って頂ければいい。
また、リスクプレミアムは、その企業特有のリスクを加味して、リスクフリーレートに乗っける、銀行さんの、粗利益分、といっていいだろう。
そして、リスクプレミアムは、各銀行さんの過去の経験、ルールに基づき、その貸出先の財務状況、経営状況から決定される。
そのため、リスクプレミアムについては、現在も、数年前も、あまり変化がない可能性もある。
しかし、リスクフリーレートは、数年前から、確実に、下がっている。
つまり、数年前と今において、リスクプレミアムが同じだとすると、リスクフリーレートは、確実に下がっているため、全体でみると、リスクプレミアムが一緒でも、リスクフリーレートが下がっていれば、新規貸し出し金利は、同じ企業に対しても、数年前からくらべると、今は、断然下がっている可能性が高いのである。
難しくなったが、とにかく、一回、今の適用金利をみて、高いな、とお感じになられたら、銀行さんに高いから、借り換えたいと。
それでも、ダメなら、他行に借り換えたいと、お願いしてみればいい。
業績が悪くなければ、他行さんでは、借換させてくれるだろう。
ちなみに、以前、監査法人時代に関与していたクライアントは、優良企業で、財務に、元銀行マンの経理部長さんがいらして、借入の多くは、借入期間が、長くて数か月。
つまり、数か月ごとに、借換を繰り返していたのだ。
その理由は、借入期間が短い方が、リスクフリーレートが低くなるから。
中小企業において、そこまでできるところはあまりないかもしれないけれど、優良企業には、そのような金利削減のための財務戦略もあり得るのだ。
最後に、もう一度。
数年前から借入がある場合には、是非、借換のお願いを。
なお、その際、そんなことをいっていいのか不安だ、とお感じの方。
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