今回は、利益計画を実現するにはというお話。
事業をしている以上、利益を最大化することは、一つの大きな目標だろう。
この点、売上の最大化も重要な目標だとは思うけれど、会計、財務の視点だけを重視すれば、利益が最も重要だ。
なぜなら、例えば、1,000万円の増収があっても、その増収に対して、利益が△100万円の赤字で、その赤字が継続するのであれば、その増収には、オーナーの立場からは、メリットはないからである。
もちろん、増益のためには、増収か、経費削減が必要なわけで、できれば、増収に伴う増益が望ましいことは、説明する余地はない。
では、増益計画を実現するには、どうすればいいのだろうか?
明快だ。
まずは、増益のための計画と、行動計画を作成して、実行することだ。
なぜなら、目的地がなければ、目的地に到達することはできないでしょ。
例えば、現状、売上3,000万円、利益1,000万円。
しかし、それでいいと思っていれば、改善はないでしょ。
なぜなら、目標が曖昧だから。
つまり、そのような現状の中で、次年度は、売上3,300万円、利益1,100万円、その次年度は、売上3,600万円、利益1,200万円、といったイメージで、目標を明確化して、行動し続けて初めて、目標は実現できることは明らかだろう。
ただ、そのような数値を単に並べるだけでは、いつまで経っても、目標は実現できない。
最も重要なことは、具体的な、行動計画と、日々の実践である。
つまり、それらを実現するためには、日々の行動の中で、何を達成していかなければならないのかを明確化して、意識して、実行し、修正して、また、実行。
これしかない。
そして、日々の実践の中で、無意識のうちに、目的、目標に対して、効果的な行動を実践できるようになり、そのような習慣化を増大していくことが、重要だと思う。
ただし、行動計画の立て方、実践の仕方には、ポイントがある。
それは、徐々に、である。
つまり、最初から高すぎる目標を立てて、実践しても、理想と現実のギャップがありすぎると、人は、行動をストップしてしまう傾向が強い。
そのため、徐々に、目標を上げていくことが重要なのだ。
ただ、これを言葉でいうと、簡単だし、そんなこと当たり前でしょ、金平先生、と思われる方がいらっしゃると思うが、これが本当に難しいし、なかなか、できることではない。
徐々に、徐々に、成果を積み上げることが、本当に重要なのにもかかわらず、どうして人間は、即効性を求めてしまうのだろうか。
即効性のあるものは、時に、脆かったりしないだろうか。
逆に、徐々に、積み上げ、構築したものほど、強固だったりしないだろうか。
経営も同じだと思う。
安定的に、継続的に、事業を遂行するためには、日々の小さな行動しかなく、そのためには、習慣化が必要であり、そのためには、計画化が重要なのである。
年末年始に休みがある方は、是非、時間をかけて、計画を立てて頂きたい。
なお、計画は、具体的かつ測定可能な行動までおとしこんで意義がある。
逆に、ざっくり、曖昧な計画を立てても、成果は生まれない。
例えば、ダイエットを例にしてみれば、体重5キロを落とす、というのは、曖昧だ。
そのために、毎週ジムに2回以上通い、これこれのメニューを実践する、というのは、明確だ。
経営における目標、計画も、同じである。
多くのことができない方は、まずは、最も重要なことについて、一つからでもいいから、初めて欲しい。
そして、それが習慣化してしまえば、もう一つ、追加しても、苦にならないと思う。
人間の心理とは不思議だけど、そういうものなのだ。
最後に、経営の計画には、当然、効果的なことを実践することも重要だから、知恵、価値ある情報、も必要となることもお忘れなく。
非効果的なことをやり続けても、成果は生まれがたい。
もう年末年始ですね。
私は、仕事の年末年始だけど、ありがたいし、他人が休まれている時に、仕事をするって、案外、効率がよかったりするし、変な優越感に浸ったりしないだろうか(笑)
もちろん、この価値観を、今後の職員には、押し付けないけど、経営のパートナーとして、共に、金平さんとやってみたい、と思う方には、必須でしょうね。
家族ができれば、少し改善しないといけないだろうけれど(笑)
でも、今は、仕事が楽しいし、好きだから、どうしようもないですね。
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