今回は、無知は損失を生むというお話。
最近、こんなことを実感する。
それが、タイトルの通り、無知は損失を生むということ。
本当にそうだ。
特に、最近、相談が多いのは保険に関してである。
つまり、
金平さん、この保険どうおもう?
金平先生、保険について、教えて?
つよぽん、保険って、どういう目的ではいればいいん?(お客さんによっては、私のことを、つよぽん、と呼ばれます、何の問題もありません。)
である。
いくつか例を挙げたい。
まず、法人契約の節税商品についてである。
つまり、よくわからずに節税になると言われから、その人を信頼して入ったけど、どうなん?という相談。
もちろん、節税になっているケースもあるけど、目的が、節税のはずなのに、全然、節税になっていない契約も少なくない。
もちろん、それを理解して、保障も兼ねて入っているのであればいいけれど。
次に、借入があるけど、借入に対する保障があるが十分なのかどうか、また、合理的なのかどうか?
まず、全然足りていないケースもある。
また、法人の場合には、保険金は、掛捨ての保険の場合、保険金額がそのまま利益となり、課税の対象となることから、もしもの時に借入の全額を保険金で返済するためには、保険金に対する法人税等を控除して残った金額が、借入残額以上になっていなければならないのに、保障額が、借入残高になっているケース。
足りていないですよね。
また、お客さんではない、事業でお世話になっている方からも、金平さん、偶に、保険のことを書いて詳しいけど、そもそも、個人の保険の場合でも、保険のこと教えてくれる?みないな話も。
つまり、保険の種類とか、保険の期間とか、保険料の払い込み期間とか、保険の目的とか、必要な保障という視点とか、失礼ながら、全く理解していないにもかかわらず、誰かの紹介で何となく既契約がある、というケースも本当に多い。
なんで、説明されていないんだろうと・・・
大切なことは、何事とも、目的があって、それを実現するために、何らかの手段を用いること。
そして、それは、保険も同じく。
つまり、保険に加入するのであれば、目的を明確化し、それに応じた商品に入ることが重要である。
私に相談があった場合には、必ず、保険の基礎的な教育から入り、その方の加入の目的の明確化を行う。
その上で、必要性があれば、それに応じたものに入ればいいし、必要性がなければ入らない、もしくは、やめればいい。
そういうこと。
過去の私もそうだったけど、無知は損失を生む。
私も、以前は、貯金代わりとしてこの保険を加入していた保険があった。
しかし、あるタイミングで、上記のように、私に、保険の基礎や種類、目的というものを丁寧に教えて下さった方がいて、その方と、既存の契約を見直したときに、確かに、主契約は、貯蓄性のある商品だったけれど、その主契約に充当されている保険料が、保険料の10分1程度で、その他10分9は、掛捨てだったことを理解したときは、商品内容をどうしてもっとわかりやすく説明してくれなかったのか、ということと、どうして自分は、もっと慎重に保険に加入しなかったのか、ということを反省したし、理解せずに同じようなケースになっている方には、自分の経験を踏まえ、教えてあげたいと思うようになったのである。
正に、無知は損失。
保険料も毎年の保険料が積み重なると、生涯で、数百万円になるからね。
同時に、最近思うこと。
それは、経営者は、ちゃんと勉強してということ。
特に、お金のこと、税金のこと、経営のこと、ちゃんと勉強してください。
特に、従業員を抱える経営者は、必須だと思う。
経営者がお金のことに明るくないと、経営も危ないでしょ。
そして、経営が危なくなると、従業員、その家族も不幸になる。
それを避けるためにも、経営者に、お金のこと、税金のこと、経営のことを勉強することは、義務だと思う。
かならず、勉強してほしい。
ただ、一方で、最近思うのは、そのような勉強の機会が、この富山には、不足しているということ。
また、そのような勉強をわかりやすく説明できる講師が少ないのではないかということ。
こうなったら、私がやるしかないのだろうか。
やるしかないね。
そのためにも、事務所の体制を整えなければ。。。
今後も、各種、価値ある情報をできるだけわかりやすく社会に広く提供し、気づき、大きな判断のためのきっかけとなるよう、私は頑張りたいし、そうやって、より多くの方に貢献する人生を歩み続けたい。
おそらく、それが、自分の使命なのではないか、と最近強く感じる今日この頃である。
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税理士・公認会計士
金平 剛
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