戦わず、長所を活かす経営というお話

今回は、戦わず、長所を活かす経営というお話。

私も、会計事務所、コンサルタントいうビジネスの経営者として、常に考えていることであり、これは本当に重要なことだと思う。

つまり、戦わず、また、長所を活かす経営、である。

少し解説をしよう。

まず、戦わないということ。

これは、最もシンプルにいえば、誰もやっていないことを事業としてやるということ。

これは、そこに市場性があれば、勝ちますよね。

しかし、現実問題として、ライバルが誰もいない市場というのは、この世の中、ほとんどないわけで、無理じゃん、と思われるかもしれない。

しかし、同じ仕事の中でも、切り口を変えれば、市場というのは、どれだけでも細分化できるわけで、その細分化した分野で、集中、をすることで、漠然と経営をするよりは、戦わなくてもいい経営が可能になると考えられる。

また、戦わなくて済む市場に加え、その市場が、自分の長所、強みを活かせる市場であれば、よりよりだろう。

ちなみに、つい先日も、ある経営者とお話している時に、ところで、金平さんは、どのようなことを考えながら、ご自身の事務所を経営されていらっしゃるのか？という質問を受けた。

また、併せて、やはり、中堅、大企業のクライアントという市場を狙っていらっしゃるのか？という質問を頂いた。

これに対して、私は、明快に、こう答えた。

まず、仕事内容と報酬次第では受けることはありますが、現時点、税務の分野で、中堅、大企業のターゲットにしていないし、現時点で、そこから仕事を受けるからどうかは、その都度、検討する、と。

まず、限られた、私の時間の中で、あれもこれもとターゲットを広げることは、効果的ではないためしていないし、弊所のキャパシティ、ステージから考えて、そこを狙うことは効果的ではないと考えているからである。

また、客観的に、自分を見て、自分の長所というのは、おそらく、誠実さ、真面目さ、と、ちょっとしたユーモア、だと思し、仕事の特性上、また、ターゲットの特製上、税務、会計の分野で、自分の強みを紹介して、理解して頂くことは、困難と考えているため、仕事のことで差別化した内容で売り出すよりも、キャラクターを出したアピールをしている。

あとは、若さという点では、若い方がいいと思って頂ける方からの支持を集めたいと思っている。

さらには、私自身、地域をよりよくしたいという想いがあることから、そのような価値観のクライアントを支援したいと思うので、そのような価値観に共感していただけるように、時に、自分の価値観を出した記事などを書くようにしている。

加えて、戦略的に、狙っている市場もあるが、その市場と、理由は、企業秘密。

あとは、仕事は、何でも受け付けない。

それは、自分の限界があることも、理解しているし、満足のいくサービスを提供できなければ、相互に、不幸になるだけだから。

（実際、これまでも、お話を慎重に聞いて、断ったケースもある。）

そしたら、不思議なことに、徐々に、そのような方からの相談、依頼が増えている、ということである。

もちろん、問い合わせがあったけれど、共感頂けない方から、依頼をされたないケースもあるけれども、それはそれでいいし、仕方がない。

相手の願望にないものを、私はどうしようもできない。

もちろん、これからも、もっともっと考えていかなければならないけど、私は、結構、考えているつもり。

皆さんは、考えていますか？

考えた方がいいですよ。