今回は、クレジットカード納税について検証してみたいと思います。
少し前から、多くの国税については、クレジットカードによる納税が可能になりました。
ただ、このクレジットカード納付の最大のデメリットといえば、決済手数料です。
通常、カード払いをした場合に、カード会社への決済手数料は、カード利用者が負担することはありません。
しかし、このクレジットカード納付による国税納付の場合には、納税者本人が、カード会社へ決済手数料を負担することになっており、それが最大のデメリットと考えられています。
ちなみに、その決済手数料率は、10,000円を越えるごとに、82円(消費税率8%の場合の税込額)となっており、約0.82%という結構高い料率となっています。
一方で、カード利用の場合のメリットといえば、カードのポイントが貯まることであり、このクレジットカード納付による利用も、ポイント付与の対象となっています。
(ただし、カード会社によっては、対象になるかどうか、また、ポイント付与率が、通常の利用時と同じか否か、が異なるようなので、その点は、カード会社に確認が必要です。)
しかし、カードの種類や、カードのステータスの相違によって、ポイント付与率は異なると思いますが、一般的には、普通のカードで、ポイント付与率は、0.5~1%といったところが平均ではないでしょうか。
そのように考えると、仮に、クレジットカード納付によるポイント付与率が、0.5%だとすると、利用すれば利用すると、決済手数料率に対して、負けてしまい、損をし続けることになります。
一方、 クレジットカード納付によるポイント付与率が、1%であれば、現行の0.82%の差分だけ、得をし続けることになります。
このように考えると、損をするのか、あるいは、微妙な得のために、先に、決済手数料を負担したくない、と思われる方も多いかと思いますし、私自身も、普通のカードを使っているので、付与率が、1%だとしても、0.18%の得のために、カード払いをするのも、また、利用を勧めるのも微妙だなと考えていました。
しかし、最近、カードのポイント利用について、今更ながら得な利用方法を知ってしまってからは、少し考え方が変化しました。
例えば、個人的なことを言えば、私は、アナカードを利用していて、最近は、東京へ定期的にいくことが以前よりも増えているので、ポイントをマイルに返還することが多くなっています。
私は、普通のアナカードですが、手数料を払って、三井住友カードのポイントが、10倍で変換できるコースを利用して、マイル移行を行っています。
この場合、アナへの手数料は要しますが、それを度外視すると、マイルへの変換率が1%になります。
そして、アナマイルを航空券利用する場合、私がいる富山の場合、羽田までの往復で、閑散期利用で、約2.5倍の価値を生みます。
その理由は、最近の富山ー羽田往復で、閑散期利用の特割利用で、約25,000円前後の料金が、マイルを利用すると、10,000マイルで利用できるからです。(ちなみに、特割利用しない場合は、お金による利用料金はもっと高い。)
つまり、私の場合、マイル移行率が10マイルコースで、アナマイルを富山ー羽田便で航空券利用する前提で、各種カード利用した場合、約2.5%のポイント付与率になります。
このような前提の上で、国税についても、クレジットカード納付を利用すれば、仮に、0.82%の決済手数料を負担したとしても、それなりにおつりのあるカード利用になってしまうので、利用する価値はあると、現時点では、判断をしている次第です。(笑)
今回の検証では、私のアナマイル変換&アナマイル航空券利用を前提にしていますが、他の各種カード利用の場合でも、その会社でポイントを利用すれば、より大きな価値を生む場合もあると思いますので、皆様のカードの状況に応じて、検証して頂ければと思います。
ちなみに、我々、税理士、会計士業というのは、源泉所得税で、所得税の多くが、クライアントを通じて、事前に納税されてしまうので、所得税について、全額を、このクレジットカード納付には充当できないのは残念ですが、それ以外の方は、全額対応できるので、うらやましいです。
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