今回は、月次決算の重要性というお話。
はい、月次決算は重要だと思う。
ここで、月次決算とは、日々、コツコツと経理をして、毎月、全てのデータを処理した上で、その月の経営状態を示す、月次決算書を作成して、分析、検討することといえる。
そこで、月次決算はしてますか?
されている方、素晴らしいです、是非、ご継続を。
されていない方、今すぐ、始めればいいです、ご準備を。
経営に限らず、何かを得るには、管理が重要なことは、お分かりだろう。
例えば、ダイエット。
ダイエットの基本は、まずは、体重を量ること、そして、記録すること。
さらに、食べたものを記録して、見返すこと、運動の実績を記録して、見返すこと、そして、改善行動を行うこと。
お分かりになるだろう。
そして、経営改善も同じである。
つまり、その事業において、特に重要な指標について、定期的に記録して、検討して、反省して、改善行動を行う。
そして、それを繰り返す。
それしかないですから。
そして、私流の月次決算の上記の説明の通り、月次決算をするには、こまめな経理が欠かせない。
やればいいんです。
毎日、経理を。
習慣になればなんてことはない。
私も、その都度、やっているし、全く苦ではない。
また、できないなら、会計事務所に外注することだ。
そして、報告してもらって、改善すべき点を、毎月毎月指摘してもらうことだ。
なんでしょうね。
人間って不思議なもので、一度言われただけじゃ忘れる生き物なのだ。
そして、意志も弱い生き物だから、みたくないものは見ないようになる。
しかし、第三者が、継続的に、指摘し続ければ、それは、徐々に習慣となり、無意識に意識できるようになる。
不思議ですが、継続とはそういうものです。
だから、月次決算をして、毎月振り返る。
その繰り返ししかないでしょ。
そして、そのためには、毎日の経理、もしくは、月次での経理は、欠かせません。
税務申告だけの会計でどうするんですか?
1年まとめて申告前にやるなら、こまめにやって、経営に活かせばいいじゃないですか?
なぜなら、まとめてやるのも、分割してやるもの、ボリュームは同じですから。
そのような習慣を作るか、できなければ、会計事務所に依頼することをお勧めします。
そして、いい情報提供、いい指摘があれば、改善行動は、おのずと考えられるようになる、それが、人間の脳だから。
ちなみに、私は会計士だから上場企業の監査を今もしているけど、上場企業で、月次決算していないところは皆無ですよ。
上場企業では、事業年度開始前に、予算、つまり、次期の売上、利益の計画、目標を立てて公表して、株主に、その実現を約束するわけですから、計画、目標の達成に必死なわけで。
そして、そのためには、進捗管理も重要なわけで、上場企業では必ず月次決算をしているのだ。(もちろん、その他の理由もありますが。)
上場企業でやっているのに、中小企業、個人事業でやらなくてどうするんですか?
成長を継続するなら、月次決算は、当たり前ですし、監査法人を辞めて、上場企業の監査から離れ、中小企業、個人事業がメインの税理士業務を始めてから、月次決算をやっていないところが多いことに、私は、驚きを隠せなかったのは、今でも鮮明に覚えている。
やってください、月次決算、それが、あなたの成長のため、だと私は心から思う。
もちろん、月次決算を受けた、改善行動も重要である。
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税理士・公認会計士
金平 剛
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